inspectionFY2007
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14 5.人材育成センター5.人材育成センター5.人材育成センター5.人材育成センターの活動の活動の活動の活動 人材育成センターの主たる責務は、本プログラムにおいて展開される先端的な研究と人材育成を融合させるとともに、文理融合型の国際的人材育成システムを構築することである。そのための柱として、(1)21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」によってアジア・アフリカ地域に設置したフィールド・ステーションを継承・発展させ、そこにおいて博士後期課程の(またはそれに相当する)大学院生の積極的な参加を得て、フィールドワークや国際ワークショップを活発に展開すること、(2)博士後期課程の大学院生・ポスドク研究員・助教からなる若手研究者がプログラム全体に主体的に参画することを促進逭して、彼らを新世代研究者として育成するとともに、若手研究者がパラダイム形成から個別研究に至るまで実質的に貢献できるよう支援すること、(3)地域研究の全国的・国際的な拠点としての京都邴大学の将来構想と連連動しつつ、新世代研究者の育成を図るための制度設計をおこない、文理融合型の地域研究の国際的拠点を発展させる戦略立案をおこなうこと、があげられる。 (1)(2)のために、大学院教育部邪会および若手養成・研究部邪会を設け、集中的な活動展開をおこなってきた(詳細については、5-1および5-2を参照のこと)。 (3)については、本プロジェクト終了後に構想している「京都邴大学地域研究グローバルユニット(仮称)」の設立を視野に入れつつ、初年度には、研究と人材育成を融合するための構想の立案を集中的におこなった。その結果、大学院教育において研究成果を還遯元すると同時に、本プロジェクトが開拓する新分野の若手研究者を育成していくことがもっとも重要であるとの結論を得た。 そこで、本プロジェクト参加部邪局の中で、大学院教育に特化している京都邴大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)において、他の本プロジェクト参加部邪局、特に東南アジア研究所、生存圏研究所、地域研究統合情報センターの協力を得ながら、「グローバル地域研究」専攻を新設することを企画した。新専攻は、ASAFASが10年前の設立時から将来構想として持ち続けてきた連連環地域論(南・西アジア地域研究、イスラーム世界論、インド洋世界論)の拡大・発展と、本プロジェクトによる持続型生存基盤研究を合わせて、「グローバル地域研究」専攻とするものである。新専攻には、3つの講座を置き、それぞれ「持続型生存基盤論」講座、「イスラーム世界論」講座、「南アジア・インド洋世界論」講座とする。 新専攻設置計画は、平成21年4月の新専攻設置をめざすもので、平成20年1月にASAFASの研究科会議で承認され、3月には大学本部邪の企画委員会の承認を得て、適遚宜、必要な手続きが進逭められている。 本プロジェクトの進逭展との関連連で言えば、当初の計画では、第2年度をめどに「持続型生存基盤コース」を設置することをうたっていたが、「コース」の段階を超えて、第3年度に一気に持続型生存基盤論を研究する大学院生に博士号を授与することができる制度的な発展をおこなうことになったものである。その意味では、きわめて急速な展開となったが、ASAFAS と人材育成センターの緊密な連連携のもとに、本プロジェクトおよび協力部邪局の全面的なサポートを得て、きわめて円滑な進逭行がおこなわれている。

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