inspectionFY2007
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23 5.2 若手養成・研究部会 若手養成・研究部会の活動は、主に以下の2本の柱から成る。1) G-COE助教1名と研究員3名を10月1日付けで採用し、その調査研究を指導した。2)18名・グループに総額950万円の「次世代研究イニシアティブ・研究助成」経費を支給し、その活動を支援した。 それら理系・文系の広い分野にまたがる若手研究者が、随時研究会を開いて情報・意見交換を行い、生存基盤持続型の発展を目指した学際的共同研究の可能性を積極的に探求することを奨励した。その他、成果の英語出版(単著、論文)を目的としたセミナーを2回開催した。また、生存研研究所およびインドネシア科学院(LIPI)とともに、2008年2月インドネシア・チビノンで「生存圏科学スクール(Humanosphere Science School)」を共催した。 若手養成の具体的な成果としては、G-COE研究員の遠藤環が、2008年度4月1日付けで、埼玉大学常勤講師として就職した。また、次世代研究イニシアティブ・研究助成を行った藤田素子がG-COE研究員として、Ragil Widyoriniがインドネシア・ガジャマダ大学講師として就職した。 5.2.1 G-COE助教・研究員の活動 10月1日付けで採用したのは、助教の生方史数(資源経済学・環境と開発)と研究員の遠藤環(地域経済学[都市論]・開発経済学・地域研究)・佐藤孝弘(熱帯農業生態学、南インド・稲作限界地における人工社会モデルの構築)・西真如(文化人類学・開発研究)である。 10月1日の午前中に辞令の交付を受けた後、その日の午後から丸3日間、本プロジェクトの目的と概要の理解および相互の交流と情報交換のため、ブレインストーミングを兼ねた3日間にわたり連続研究会を開いた。1日の午後1時から、東南アジア研究所で部会の構成教員である、松林・清水(東南アジア研究研)・田辺(人文科学研究所)・山本(地域研究統合情報センター)、藤倉(大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)らも参加して、各自が、自己紹介と今までの研究経過を簡単に説明した。夜は近くの居酒屋で、着任歓迎・懇親会を催した。 2日は午前10時から夜6時まで、4人の若手研究者各自が、今までの研究経過と本プロジェクトにおける研究計画について、一人40分ほどの時間を使って詳細な報告を行った。それに対して、部会メンバーの教員以外に、杉原、河野らも参加して、40~50分の質疑応答、助言、その他の活発な議論を交わした。 3日には、部会のメンバーが宇治キャンパスの生存圏研究所を訪問し、午前中は各種実験施設を見学した。午後は、生存基盤科学研究ユニット・オフィスにおいて、若手メンバー4人と生存研側の若手研究者4人が20分ずつ研究紹介を行い、相互交流と意見交換を行った。文理にまたがる学際的な研究を組織するための第一歩として有意義であった。若手部会から清水・田辺・藤倉、生存研からは林のほか、浦川・亀井・小林・古屋仲・増野・藤田・園部・反町・Thi-Thi-Nge・I.VENKATA・S.Reddyらが参加した。

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