inspectionFY2007
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-54- 8.拠点基盤整備部会 拠点基盤整備部会は、1) G-COE活動全体に関わる、情報その他の基盤を整備・サポートすることによって活動のレベルをあげ、成果公開を促進する、2) 生存基盤に関するデータベースの構築、3) 生存基盤基本図書、地域研究関連図書、現地語資料等の収集、の3つの役割を担ってスタートし、それぞれ、情報基盤、データベース、図書の小部会にわかれて活動を開始した。以下にこれまでに得られた活動の成果と今後の展望について記す。 8.1 情報基盤 ① 遠隔会議システムの運用開始。 モバイル遠隔会議機材(Polyocm VSX7000s)を主とするシステム3式を、東南アジア研究所ジャカルタ事務所、宇治生存圏研究所、旧工学部4号館に配備し、既設の東南アジア研究所との通信によって、遠隔会議、研究会が可能となる礎を築いた。特に、2007年11月26日には、インドネシア科学院と東南アジア研究所を繋いで、G-COE共催の「第1回京都大学東南アジアフォーラム」が開催され、海外も含めた拠点整備を始めている。特に海外において遠隔会議を行うためには時差およびネットワーク上の様々な問題があるので、今後はケースバイケースであるそれらについて調査を行うと共に、定常的な運用体制についても検討している。 遠隔会議の様子(基盤整備部会) 第1回東南アジアフォーラム ② HPサポート。 京都大学学術情報メディアセンターのレンタルサーバを運用して、G-COEホームページの公開およびバックアップシステムの構築などのメンテナンスを開始した。 ③ G-COEで利用しているデータベースサーバ、メール、 メーリングリスト、 事務処理、 研究促進環境を安全・安定に提供するため、 東南アジア研究所内ファイヤウォール、 統合管理型端末セキュリティシステムの強化・整備を行なった。 また、 今後集積される生存基盤データベース用のサーバを購入し、 現在整備中である。これらの設備は、本年秋に予定されている稲盛財団新棟に移設が予定されている。これによって、 ネットワーク利用帯域は現行の100Mbpsから1Gbpsへ拡張される予定である。
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