inspectionFY2008
13/170
10王立プノンペン大学(カンボジア):Mr. Thol Dina タミルナードゥ農業大学(インド):Dr. Arunachalam Ramasamy, Mr. Periyar Ramasamy Duraiyappan ハサヌディン大学(インドネシア):Dr. Novaty Eny Dungga, Mr. Hamzah Tahang, Mr. Subhan Amir, Mr. Supratman また主な活動内容は以下の通りである。 1) オリエンテーション(3月2日) 各招へい研究者が京都大学に参集し、プログラム日程および活動内容についての説明を受ける。各フィールド・ステーション(インド、ミャンマー、インドネシア、ラオス、カンボジア)ごとに日本側若手研究者(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生およびポスドク研究者)をファシリテーターとして配置し、招へい研究者とファシリテーターとの協力のもとにワークショップの準備を行った。 2) 若手ワークショップ(3月3日~4日) (一日目)各招へい研究者が、若手ワークショップ”New Paradigm for Human Beings and Nature: Frontier of Asian Area Studies”にて研究発表および討論を行う。五か国から参集した政治学、文化人類学、農学、林学等の学問的背景を有する研究者のあいだで、地域横断的かつ学際的な地域研究のありかたについて討論を行った。 (二日目)招へい研究者とファシリテーター(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の大学院生およびポスドク若手研究者)との共同により、各フィールド・ステーションHPのコンテンツを拡充。その成果を発表するとともに、研究フィールド紹介を、五か国のフィールド・ステーションごとに行った。 3) エクスカーション(3月5日~7日) 京都大学が国内に有する京滋フィールド・ステーションを訪問し、日本の農村における現在の問題、および地域おこしの現状について視察するとともに、日本国内のフィールドワーク拠点での活動に参加した。 (一日目)亀岡フィールド・ステーション(京都府亀岡市)を訪問。NPOプロジェクト保津川と保津川遊船企業組合の協力を得て、保津川下りの実演と参与観察を行い、川下りを利用した地域おこしに関する説明を受ける。夕刻には同南丹市を訪問し、同市美山町北集落の「かやぶき屋根の里」にて民泊。 (二日目)午前は南丹市美山町北集落にて、かやぶき集落の見学、および民俗資料館の見学を行い、資料館長より伝統的集落景観の保全について説明を受ける。午後は滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(滋賀県大津市)を訪問し、琵琶湖の環境問題の現状と水質保全のための官民の取り組みついて説明を受ける。夕刻に守山市に移動し宿泊。 (三日目)午前中は守山漁業協同組合婦人会を訪問し、琵琶湖の伝統的食文化に関する説明を受け、その実演を見学する。午後は同漁協の協力を得て琵琶湖の伝統的漁法に関する参与観察を行う。同日夕刻に京都に帰着。
元のページ