inspectionFY2009
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28 津田敏隆 (京都大学 生存圏研究所)「インドネシアにおける赤道大気研究」 討論者:甲山治 (京都大学 東南アジア研究所) � 第23回研究会(2009/10/19) 「人間の安全保障と開発:国際規範の指標化は可能か?」 峯陽一(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)「人間の安全保障と開発―国際規範の指標化は可能か?」 討論者:佐藤孝宏・和田泰三 (京都大学東南アジア研究所)、生方史数 (岡山大学) � 特別研究会(2009/10/19) “Biosphere Reserves in Indonesia” Endang Sukara (LIPIインドネシア科学院次官) “Biosphere Reserves in Indonesia” � 第24回研究会(2010/1/18) 「熱帯森林生命圏と人間圏・地球圏の繋がり」 川井秀一(京都大学生存圏研究所)「熱帯森林生命圏と人間圏・地球圏の繋がり」 討論者:生方史数(岡山大学)、甲山治(京都大学東南アジア研究所) � 第25回研究会(2010/2/15) 「東アジアモンスーン地域における生存基盤の展開:持続的農業の視点から」 田中耕司(京都大学地域研究統合情報センター)「東アジアモンスーン地域における生存基盤の展開:持続的農業の視点から」 討論者:渡辺隆司先生(京都大学生存圏研究所) � 第26回研究会(2010/3/23) 「南アジア地域における農業の発展経路」 脇村孝平(大阪市立大学)「南アジア地域における農業の発展経路―生態・社会・技術」 田辺明生(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)「南アジアの発展経路と社会的分業」 討論者:大島真理夫先生(大阪市立大学) 平成21年度においては、昨年度に引き続き、篠原を中心に、杉原、河野、清水、神崎とGCOE助教・研究員のメンバーでアイデアを出し合い、必要に応じて外部から報告者、討論者、参加者を招待するかたちで研究会を設定していった。今年度開催された10回(特別研究会を含めると11回)のパラダイム研究会では「生存圏」の概念を導入した新しい地域研究について活発な議論を行った。パラダイム研究会では毎回講演者と討論者、及びフロアで活発な議論が行われ、2時間の予定時間をいつも超過し、懇親会でも議論が継続されることがほとんどである。 地域研究に社会・制度・経済等のグローバル化の視点を導入することはこれまでも行われてきたが、この研究会ではさらに気候や生態等の自然科学の視点とテクノロジーの視点を取り入れることで視野の拡大を図っている。逆に理論・技術の一般化の限界が叫ばれ、研究の複合化が期待される自然科学者や技術者にとってローカルな視点、歴史的視点を導入することは、研究を新たな地平へと導くこととなる。

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