日 時:2007年10月5日(金) 第1部 9:00~10:30 / 第2部 10:30~12:00
場 所:東南アジア研究所(東棟2階会議室E207)
第1部
会議の進行予定表:
1)生存研アカシアプロジェクトについて(矢野)
2)G-COEのプロジェクトについて(河野)
3)イニシアティブ2プロジェクトについて(柳澤)
4)イニシアティブ3プロジェクトについて(水野)
5)様々な問題点と外部資金獲得のための戦略(林)
第2部
会議の内容:
生存研とユニットの研究者と地域研究の研究者との研究交流会
【活動の記録】
はじめに矢野先生から、今までの生存圏研究所の取組みが説明されました。インドネシア・スマトラ島パレンバンにおけるアカシアの産業人工林地におけ る大気観測からアカシアの育種まで、10に上るプロジェクトが簡単に紹介されました。次に、河野先生がG-COEのプロジェクト全般について、そしてイニ シアティブ研究の意義について説明されました。柳澤先生と水野先生は、それぞれイニシアティブ2と3の各プロジェクトをハード面(研究費の配分方法や研究 遂行上の様々なベネフィット、研究成果や会合に関る班員の義務)を中心に話されました。林からは、イニシアティブ3のプロジェクトに関する問題点と外部資 金獲得のための戦略が説明されました。イニシアティブ3はイニシアティブ2の中の人工林に特定した研究活動を通じて実践的文理融合が図れると矢野さんは主 張されました。その主張通り、言葉の上だけで「ああでもない、こうでもない」と議論するより、文と理が実践によって融合できる場を作るべきであると思いま した。
第二部「生存研とユニットの研究者と地域研究の研究者との研究交流会」では、生存研ミッション研究員の藤田さんが人工林の中に棲息する鳥類の生物多様性に 関する研究方針を熱っぽく発表しました。多くの質問、ディスカッション、サジェスチョンが交叉しました。次に、田中先生が、スマトラ島Lampung州の 森林公園に混合樹園地を拓いたコミュニティの活動を報告されました。インドネシア人工林のモデルとなる活動であると思いました。文理研究者相互のパート ナーを見つける、はじめの「出会いの場」となったことと期待しています。
(文責 林 隆久)
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