日 時:2007年12月14日(金) 14:00~18:00
場 所:京都大学吉田キャンパス本部構内、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・会議室(工学部4号館4階東側447号室)
【趣旨】
本グローバルCOEがめざす持続型生存基盤パラダイムの創生のためには、世界のさまざまな地域における知的潜在力と、先端的な科学知識を架橋して、人間が生きる環境についての新たな存在論・認識論を打ち立てる必要がある。そのために有効なアプローチのひとつは、現代世界における科学技術と社会の関係に注目し、そのネットワークが生成する社会・生態的な動態に注目することであろう。これは、自然と文化、客観と主観、モノと人、物質・エネルギーと意味・価値などの二元論を超える視座を、わたしたちに要求する。その彼方に、もしかしたら、新たなパラダイムへの道筋がみえてくるかもしれない。本シンポジウムでは、人類学、地域研究、サイエンス・スタディーズ、生存圏科学などの諸領域の最前線において活躍する研究者にお集まりいただいて、技術と社会のネットワークについて、その研究課題と展望を論じていただく。結論を出すことを目的とするのではなく、わたしたちの知的可能性を未来へと開くために、問題を発見し、課題を設定することを試みたい。
プログラム:
14:00-14:05 趣旨説明 田辺明生(京都大学人文科学研究所)
14:05-14:45 福島真人(東京大学大学院総合文科研究科)
「科学・技術と社会?―STS研究の展望と課題」
14:45-15:25 篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
「宇宙太陽発電所の是非-宇宙技術と地域社会との連携」
15:25-16:05 生方史数 (京都大学東南アジア研究所)
「ユーカリ論議からみえてくるもの」
16:05-16:20 休憩
16:20-17:00 足立明 (京都大学大学院アジア
「人とモノのネットワーク」
17:00-17:15 コメント 山越言 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
17:15-17:30 コメント 中岡哲郎(大阪市立大学名誉教授)
17:30-18:00 総合討論
18:15- 懇親会
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