日 時:2008年9月20日(土) 10:30~17:30
場 所:京都大学国際交流ホール2(百周年時計台記念館2F)
参加費:無料、ただし別途資料代500円
趣旨:第一回「こころの広場」では「こころと里山」というテーマで、こころのありかとしての身近な自然の現在について考えました。今回のシンポジウムでは、地域の自然とわたしたちのこころを世界につなぐ具体的なモノとして、旬のマツタケに注目します。マツタケの起原学と生態研究の現在、林地栽培の可能性、京都市左京区岩倉から始まり全国に広がりつつあるマツタケ山再生市民運動の現状、マツタケをめぐる市場でのさまざまな人間模様、インドシナ紛争と北アメリカでのマツタケ・ラッシュなど多彩な切り口から、自然史と文化史、そして現代史の交錯する不思議な食べ物マツタケとわたしたちの関わりのこれからをうらなってみようではありませんか。
企画担当・総合司会:
大石高典(京都大学こころの未来研究センター特定研究員)
プログラム:
10:00-10:15 鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授) 挨拶
10:15-11:00 佐塚志保(トロント大学人類学部)
「マツタケとパイン・マッシュルーム」
11:00-12:00 小原弘之(同志社女子大学名誉教授)
「マツタケ研究の流れ」
―昼休み―
12:45-13:30 吉村文彦(マツタケ・アドバイザー)
「まつたけ考」
13:30-15:00 「里山再生運動とまつたけ」(各地のフィールドからの報告)
琵琶湖沖島 亀岡市 木津川市鹿背山 綴喜郡宇治田原町
右京区京北地域 石川県珠洲市
15:15-16:00 上田耕司(かね松老舗)
「まつたけ人類学」
16:00-16:30 近藤高弘(工芸・美術家)
「行って来い帰って来い窯 -火・土・水、循環の再生-」
16:30-17:30 パネル・ディスカッション ―マツタケがつなぐ世界―
(会場からの質疑応答含む)
主催:京都大学こころの未来研究センター・京都大学マツタケ研究会
共催:京都学園大学マツタケ研究会・まつたけ十字軍運動
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