日 時:2008年12月26日(金) 13:00-18:30
場 所:京都大学稲盛財団記念館,3階中会議室 [京市左京区吉田下阿達町46(川端近衛南東角)]
アクセスマップ:
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_m.htm
プログラム:
[趣旨説明]葛西賢太+新井一寛(司会)
[発表・上映]
1.「映像で表現される『不在』のイスラーム的カリスマ」 高尾賢一朗(同志社大学)
映像内容:アフマド・クフターローの葬送儀礼(2004年、19分、制作:シャイフ・アフマド・クフターロ
ー財団)
2.「霊の増殖とメディア―霊媒師と映像作家の視聴覚表現をめぐって」 岩谷彩子(広島大学)
映像内容:
1.呪術の神の光臨1<人類学者編>―南インド、女性霊媒師の事例より(2005年、撮影:岩谷彩子)
2.呪術の神の光臨2<信徒周辺編>―南インド、男性霊媒師の事例より(2004年、撮影:Ragam Digital)
3.「呪術的」な映像<映像作家編>―『東京天使病院』(1998年、撮影:黒澤潤)
3.「映像表現における肉感性」 古川優貴(一橋大学)
映像内容:
1.rhythm(2007年、制作:古川優貴、12分)
2.rhythm extra(2007年、制作:古川優貴、10分)(2作品とも、古川がケニアの寄宿制初等聾学校で撮影した素材、動画共有サイトの素材をコラージュして制作した。
[特別上映:映像と目に見えないもの]
1.『Homicevalo(ホミチェヴァロ)』(高木正勝、12分、2008年)
出演 : ベイヤード (堀井厩舎), 大淵靖子 (多摩美術大学芸術人類学研究所)
企画 :中沢新一, 多摩美術大学芸術人類学研究所, エピファニーワークス
助成 :財団法人 セゾン文化財団
人間("homi")と馬("cevalo")との融合と結婚をあらわす映像作品。東アジアに伝わる「馬娘婚姻神話」をベースに、世界中の神話によって語り継がれてきた「人間と動物の対称的関係」を現代に蘇らせようとしている。
2.『NIHITI(ニヒチ)』(高木正勝、6分23秒、2008年)
映像:高木正勝
企画:理化学研究所 科学と音楽の夕べ「生命への視線」 (2008) のための作品
「普段見えないもの」を見えるようにする。本来あるものを感知できるようにする」。科学と芸術と霊性の幸福な出会い。細胞の発生をめぐる最新科学の成果と、古くから伝わる「虹の神話」を基に、細胞レベルでの映像体験が呼び覚まされる。
[コメント]
石倉敏明(多摩美術大学芸術人類学研究所):高木正勝作品の解説」+コメント
田中雅一(京都大学人文科学研究所)
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