日 時:2009年9月7日(月) 17:00~18:30
場 所:京都大学東南アジア研究所 稲盛財団記念館3階大会議室
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html
講師:津田敏隆(京都大学 生存圏研究所)
「インドネシアにおける赤道大気研究」
コメンテーター: 甲山治 (京都大学 東南アジア研究所)
われわれが住んでいる地上付近から離れた高度100km付近の大気現象は、われわれの生活と無関係に見えるが、エルニーニョや地球温暖化の影響が及んでおり、その研究が大変重要となっている。また、赤道域の大気現象は地球環境の多くに関係し、影響を及ぼす最も重要な地点となっている。しかし、地域研究の視点で見た場合、熱帯域と分類はしても赤道域という分類はあまりなじみがない。赤道域の高度100km付近の大気現象が熱帯域の環境や生態、人々の生活にどのように関係しているのか、本GCOEで取り組むべき重要な課題である。「赤道大気」とはGeosphereに分類すべきか、Biosphereに分類すべきか? 赤道大気研究がもたらす地球環境に対する新しい知見は地域研究にどのような波及効果を及ぼすのか? 本講演では赤道大気研究の最新状況を中心にし話題提供いただき、グローバルと地域との関連を議論する。
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