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[第4回地域研究方法論研究会](関連する学会・研究会)


地域研究方法論研究会の第4回研究会は東京大学で行います。
東京大学では2回目の研究会となります。

東京大学での前回の研究会で参加者から出された要望を踏まえて、今回の研究会ではヨーロッパ(東欧諸国)を対象とする地域研究のあり方について考えるとともに、地域研究における研究と実践の関わりについても考えたいと思います。
この研究会はどなたでも参加できますが、地域研究に携わる大学院生や若手研究者の参加を特に歓迎します。


日 時:2009年7月2日(木)
会 場:東京大学駒場キャンパス18号館
主 催:地域研究コンソーシアム地域研究方法論研究会
京都大学地域研究統合情報センター全国共同利用プロジェクト「地域研究方法論」
共 催:東京大学大学院地域文化研究専攻・アジア地域文化研究会

【内容】
話題1:小森宏美(京都大学地域研究統合情報センター)
「地域研究の立位置の再検討──他ディシプリンとの競合・協力を超えられるか」


話題2:福武慎太郎(上智大学外国語学部)
「研究と実践の関係を問い直す──市民運動、アジア学、NGO」
話題3:西芳実(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム)
「フィールドはどこにあるか――地域研究者と社会の関わり」


【報告要旨】
地域研究の立位置の再検討──他ディシプリンとの競合・協力を超えられるか」(小森宏美)
地域研究は国際関係論と親和的な学問分野である、政治学とは競合関係にある、あるいは政治学の一分野である、など、地域研究に理解のある、もしくは地域研究者の顔も持つ研究者から、地域研究はこのように評されることが多いように思います。では、地域研究と他ディシプリンの関係を地域研究の側から見た場合にはどう語れるのでしょうか。他の学問分野での研究蓄積の豊富なヨーロッパ、そして冷戦終焉後、ヨーロッパの一員となった、しかしかつては地域研究の対象として欧米諸国とは分けられていた東欧諸国を事例に考えます。

研究と実践の関係を問い直す──市民運動、アジア学、NGO(福武慎太郎)
ベトナム反戦運動をきっかけに東南アジアへの関心を深めた人々は、あるものは研究(地域研究)へと向かい、あるものは実践(NGO)として東南アジアに関わり続けている。現在、NGOによる国際協力活動の現場では、市民運動の視点からNGOを捉える人々と、ひとつの開発エージェンシーとみる開発学や国際協力論を学んだ人々が混在している。地域研究を学んだ人々もまた、NGOを職場の選択肢のひとつとしてみている。このように世代や教育背景の異なる人々から構成される国際協力の現場において、研究と実践の関係はどのように考えられているのか、報告者自身の大学院教育、NGO経験をもとに考察を試みたい。

フィールドはどこにあるか――地域研究者と社会の関わり」(西芳実)
研究者は論文を書くことを通じて社会と関わっている。そのことを踏まえた上で、ここでは研究活動を行なう過程で生まれる社会との関わりについて考えたい。たとえば、専門性や業種など異なる背景を持つ人びとと調査過程で情報交換を行なうとき、相手の求める情報の形と自分の情報の形が異なっていることにどう対応するか。あるいは、異分野・異業種の読者に論文が専門的でわかりにくいといわれたらどうするか。関心や目的、専門性の違いとして切り捨てるのではなく、自分のフィールドの範囲を捉えなおすことで対応する方法について考えたい。



地域研究方法論研究会
http://areastudies.jp/