日 時:2009年7月13日(月) 10:00~11:30
場 所:京都大学生存圏研究所(HS 202室)
リアウにおけるサイト研究の現状報告と活動について
1)リアウ生物圏ユネスコ登録に関する報告。
2)リアウ大学HSスクールについて連絡と今後の研究活動。
3)講演: 岩手県におけるバイオエネルギー構想とその取り組み
(岩手生物工学研究センター 生物資源研究部 竹田 匠)
竹田さんから、岩手県らしさを生かした岩手ならではのバイオエネルギー生産の取り組みについて、岩手県の例を紹介していただいた。減反政策により現在使われていない農地をエタノール生産用の米作りに利用することや、原料・生産物の輸送などに係るコストを削減し、県内で効率よくエタノール生産・消費が回転できるよう、生産者、企業および行政がうまく連携して取り組んでいる現状が述べられた。
バイオマス炭素循環を効率よく回転させることは、環境に良い影響をもたらす。岩手生物工学研究センターは、バイオテクノロジーによって、バイオマスを利用目的に適した良質なものに転換し、バイオマスの価値を高めることに貢献されている。今回は、植物セルロースを効率良く糖化する技術開発として、セルラーゼ等の植物細胞壁の加水分解を促進する新規物質の探索とその効果について発表された。
(海田るみ)