日 時:2010年3月2日(火)14:00-17:00
場 所:稲盛新棟3階小会議室
主 催:世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業
「南アジア周縁地域の開発と環境保全のための当事者参加による社会的ソフトウェア研究」代表:安藤和雄
共 催:京都大学東南アジア研究所共同研究会「農村開発における地域性」
代表:安藤和雄
科学研究費基盤A「ベンガル湾縁辺における自然災害との共生を目指した在地のネットワーク型国際共同研究」
2007年10月から2010年3月末までの2年半に渡って実施してきた本プロジェクトは、バングラデシュとネパールにおける開発と環境保全という二律背反的問題に対する現地NGOの事業経験に焦点をあて、草の根で直面している問題の発見や、問題解決のための現場の経験を紡ぎだす手法を「社会的ソフトウェア」と呼び、そのアプローチを当事者との共同によって構築することを目指してきた。
本成果報告会では、この実践に基づく研究プロジェクトからみえてきた地域研究の可能性について、参加者とともに議論したい。
【プログラム】
14:00-14:10 趣旨説明
14:10-14:40 問題意識とプロジェクトの概要(矢嶋)
・「公益型環境問題」をめぐって
・行政の「壁」
・NGOの当事者性
14:40-15:10 「社会的ソフトウェア」の構築(南出)
・PLA&KJ法を用いた経験の分析的表現
・アクションプラン作成フロー
15:10-15:30 休憩
15:30-16:00 地域研究としての展望(安藤)
・環境問題の社会性
・「実践型地域研究」の可能性
16:00-17:00 全体討議
17:00 終了後、懇親会
安藤 和雄(代表)京都大学東南アジア研究所/准教授
藤田 幸一 京都大学東南アジア研究所/教授
藤倉 達郎 京都大学大学院アジアアフリカ地域研究研究科/准教授
矢嶋 吉司 京都大学東南アジア研究所/研究員
南出 和余 京都大学地域研究統合情報センター/学振特別研究員
田中 雅子 日本福祉大学大学院国際社会開発研究科/博士後期課程
現地カウンターパート
バングラデシュ Environment Coping Forum
Society for Social Service
ネパール Community Development Organization
Martin Chautari
連絡先:
京都大学東南アジア研究所
安藤和雄 ando[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
本プロジェクトURL:http://ecf.cseas.kyoto-u.ac.jp/