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[生存基盤科学研究ユニット京滋フィールドステーション事業 第22回](関連する学会・研究会)

日 時:2010年3月26(金) 16:00~19:00
場 所:守山フィールドステーション
(滋賀県守山市梅田町12-32、JR守山駅から徒歩5分)

 

下記のとおり、京都大学東南アジア研究所が担当する京都大学生存基盤科学研究ユニット京滋フィールドステーション事業(滋賀サイト型機動研究「在地と都市がつくる循環型社会再生のための実践型地域研究」)の研究会を開催致します。

京滋フィールドステーション事業では、G-COEやその他のプログラムとの積極的な相互交流をすすめています。特に、海外のフィールドステーションの関係者(研究者、NGO活動家、住民)を日本に招聘し、相互啓発に重点をおいた実践型地域研究をすすめています。今回は、「農村開発における地域性」研究会との合同開催で、ミャンマーの研究者との相互啓発研究会を行います。
 

発表者:Saw Pyone Naing(ミャンマー・マンダレー大学副学長)

発表タイトル:「イラワジデルタのマウービン郡におけるナルギスの爪あとと復興 -小学校の校舎全壊からの復興を中心にして-」

発表内容:
マンダレー大学副学長ソー・ピョー・ナインさんは、ミャンマーでのフィールドステーションにおける研究の中心的な役割を果たしてこられました。G-COEのフィールドステーションとして、イラワジデルタのアランジー、チョウソックの村をヤンゴン大学地理学科、生物学科、動物学科、ミャンマー歴史研究所のメンバーと共同調査を行いました。その村が、サイクロン・ナルギスで被害を受けました。幸い、死亡などの人的被害はありませんでしたが、家屋の倒壊、なかでも、小学校校舎の全壊被害を受け、現地のカウンターパートらは、募金活動などにより小学校校舎の復興活動を行ってきました。
今回3月29日に開催される東南アジア研究公募研究の成果発表会にて「巨大災害に対する民衆の知恵―ミャンマー・イラワジ管区マウービン郡の村落における事例研究ー」の成果を発表するために来日されますので、その機会を利用して、東南アジア研究所の共同研究会「農村開発における地域性」研究会との合同で、ナルギス被害の実態と、村人たちの復興の様子、なかでも小学校復興の経過をじっくり発表していただき、意見交換を行いたいと思います。また、研究会にさきだち、ナインさんは、守山市の地域計画に関して視察を行いますので、その点についてもご意見をうかがい、意見交換を行います。興味のある方は、是非、ご参加ください。