書名:木質系有機資源の新展開 II |
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【書籍紹介】 森林は地球生態系を構成する重要な基盤ユニットである。したがって,その取扱いには慎重であらねばならず,安易な大規模利用は修復不可能な環境破壊を引き起こす可能性がある。 1st(Energy input/Potential up;Phase I):拡散状態にある炭酸ガスが太陽光をエネルギー源とする光合成システムによって集合化,濃縮され,精密な分子複合系へと組み上げられるステップ(樹木形成) 我々は,生物種そしてそれを構成する物質毎に「Energy」,「Function」,「Time」の認識の下に使い分けているであろうか。 材料としてのPhase III(分子循環ステップ)の具現化は,21世紀における新しい分野融合型の活動である。それは,ハイポテンシャルで多機能な分子複合系を扱う農学,ローポテンシャルで単機能な素材から高機能材料を精密に組み上げる工学,この両者が融合することによってのみ成り立つ活動である。 (「はじめに」より) |
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【書評】 |