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「西アフリカにおける砂漠化問題の解決と農耕民・牧畜民間関係の 修復にむけた試み」[第175回アフリカ地域研究会](関連する学会・研究会)

京都大学アフリカ地域研究資料センター
第175回アフリカ地域研究会のご案内
 

日 時:2010年12月16日(木)15:00 ~ 17:00
場 所:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
稲盛財団記念館3階中会議室(京都市左京区吉田下阿達町46)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_b.htm

演 題:西アフリカにおける砂漠化問題の解決と農耕民・牧畜民間関係の修復にむけた試み

講 師:大山修一(京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授)

 

【要旨】
西アフリカ・ニジェール共和国の人口増加率は年3.7%であり、人口が
20年で2倍になるペースである。調査村の耕作可能地はくまなく耕作され、トウジンビエとササゲが連作されている。村内では貧富の差が存在する。多くの世帯が自給食料を確保できない一方で、少数の富裕層が存在し、作物の販売、村びとに対する現金の貸し付け、農作業への雇用をおこなっている。自給を確保できない世帯は、自家生産のトウジンビエを消費したあと、男性による都市への出稼ぎ、少数の家畜の飼養、薪の販売、砂礫や粘土の採取によって、不足する主食作物を購入し、補っている。自給をめぐる作物の連作、家畜の飼養、薪の採取は村周辺の自然環境に対して重い負荷となっている。毎年、雨季には農耕民のハウサと牧畜民フラニ、トゥアレグとのあいだで、土地をめぐる争いが激しくなり、両者のあいだで衝突が激しくなることもある。人口の急増する農村において、食料の生産や自給をどのように確保していくのか、在来知識を応用した砂漠化・土地荒廃への対策と農耕民・牧畜民の関係を修復する発表者の試みを紹介していきたい。