日 時:2011年1月24日(火) 16:00 ~ 18:00 (日付が変更になりました)
場 所:京都大学東南アジア研究所 稲盛財団記念館3階小会議室Ⅱ
【要旨】
最終成果出版に向け、第4巻の構想について検討します。第4巻は、リアウでの事例研究にもとづき、熱帯から見た生存基盤持続型の発展が、具体的な地域社会においてどのような姿を取りうるのか、地球圏・生命圏・人間圏の視点を融合した立場から論じます。当日はイニシアティブ3からの報告と他イニシアティブからのコメントに続いて総合討論を行い、第4巻と他の巻との連携・役割分担についても議論します。
【報告者】
水野広祐(京都大学東南アジア研究所教授)
川井秀一(京都大学生存圏研究所教授)
藤田素子(京都大学東南アジア研究所特定研究員)
【活動の記録】
今回の研究会は、最終成果出版に向けて、第4巻の構想について検討を行った。まず、水野広祐氏(東南アジア研究所教授)は、第4巻の構想と他巻とのつながりについて説明した。つぎに、川井秀一氏(生存圏研究所教授)は、リアウ地域社会における生存基盤について検討した。また、生物多様性班からは藤田素子氏(G-COE研究員)と鮫島弘光氏(東南アジア研究所研究員)が、バイオマス社会班からは渡辺一生氏(G-COE研究員)が、そして社会経済班からは水野広祐氏が、それぞれ各班のこれまでの調査と今後の展望を報告した。討論では、「バイオマス社会とは何か」について、議論が集中した。(文責:佐藤史郎)