日 時:2011年1月21日(金)16:00~19:30
場 所:京都大学総合研究2号館(AA415 第二講義室)
*少々わかりづらいところにあります。百万遍の交差点近くの京都大学北門から
入りすぐ左手の建物が総合研究2号館(旧工学部4号館)です。その建物の北側入
り口付近のエレベーターに乗って四階に行き、右側(西側)に曲がってください。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kias/contents/access_map08.pdf
などをご参照ください。
【プログラム】
16時~17時30分
川本智史氏(東京大学)
題目:「15~16世紀オスマン朝宮廷の移動:イスタンブルとエディルネ」
内容:1453年のコンスタンティノポリス陥落後、オスマン朝の首都はエディルネからイスタンブルに「遷都」されたと理解されてきた。本発表では年代記やヴェネチア外交官の報告などを分析することで、1453年以降もスルタンは頻繁にエディルネに滞在し、大使歓待や閣議など国家儀礼が行われる首都機能を保っていたことを裏付け、遊牧王権に特有の季節的な移動がオスマン朝でも行われていたことを確認する。
17時45分~19時15分
伊藤隆郎氏(神戸大学)
題目:「マムルーク朝スルターン=カーイトバーイのダシーシャ・ワクフ」
内容:マムルーク朝スルターンのカーイトバーイ(在位1468-96年)がメッカとメディナ、特にメディナにおいてダシーシャ(小麦粥)とパンを分配するために設定したワクフについて、関連する文書の集成(フランス国立図書館蔵)を主な史料として、検討する。
終了後、懇親会予定
研究会への参加をご希望の方は、下記の事務局へご連絡ください。
京大イスラーム地域研究センター
mext-kias[at]asafas.kyoto-u.ac.jp
研究代表者 江川ひかり(明治大学)
egawahi[at]kisc.meiji.ac.jp