日時:平成23年2月26日(土)午後1時~午後5時
場 所:大阪府看護協会(ナーシングアート大阪)レモンホール
主 催:九州大学「経済連携協定(EPA)による外国人看護師・介護福祉士候補者の受け入れに関する調査」研究班
共 催:京都大学東南アジア研究所・社団法人大阪府看護協会
*東南アジア研究所大野俊特任教授がオーガナイザーです。
開催要項と参加申込票を添付いたしますので、ご興味のある方は2月10日までに大阪府看護協会宛FAXにてお申し込みの上、ご参加下さい。
FAX:06-6964-5001 大阪府看護協会制作企画部・広報部宛
■スケジュール
司会進行:
九州大学法学研究院 准教授 小川 玲子
1:00~1:10
あいさつ
京都大学東南アジア研究所 特任教授 大野 俊
社団法人 大阪府看護協会 会 長 豊田 百合子
1:10~1:25
「EPAによる外国人看護師の受け入れとその評価-受入れ病院の調査から」
九州大学大学院医学研究院保健学部門 准教授 平野 裕子
1:25~1:40
「インドネシア人看護師受け入れの現場から」
医療法人美杉会 佐藤病院 看護部長 高須 久美子
1:40~1:55
「大阪府看護協会におけるフィリピン人看護師候補者に対する研修および交流会」
独立行政法人国立病院機構 刀根山病院 副看護部長 藤原 恵子
(大阪府看護協会 国際交流推進委員会)
1:55~2:25
「フィリピンにおける看護教育と看護師国家試験について」
国立フィリピン大学看護学部 教授 コラ・アノニュエボ
2:25~2:55
「インドネシアの看護教育と日本の看護」
国立インドネシア大学看護学部 高級講師 セチョワティ
2:55~3:05
休憩(10分)
3:05~3:20
「インドネシア・フィリピンの看護教育と日本の看護」
産業医科大学産業保健学部 教授 川口 貞親
3:20~3:35
「外国人看護師が直面する文化と言語の問題」
国立インドネシア大学理事兼人文学部高級講師 バクティアル・アラム
3:45~5:00
パネルディスカッション 「外国人看護師の受け入れ―より実りある受け入れのために」
コーディネーター:京都大学東南アジア研究所 特任教授 大野 俊
パネリスト:アノニュエボ、セチョワティ、アラム、大阪府看護協会、受入れ病院、川口、平野
【趣 旨】日本インドネシア・日本フィリピン経済連携協定による外国人看護師の受入れは、日本社会に大きなインパクトを与えています。この制度については、国家試験のハードルが高いなど、マイナス面ばかりが取沙汰されていますが、九州大学の調査では、受入れ病院の多くが「受入れてよかった・どちらかといえば良かった」と回答し、特に、受入れ後「日本人スタッフが異なる文化を理解するきっかけとなった」という評価が高く出ています。
現在のEPA制度下では、受入れのあり方にまだまだ問題はありますが、グローバル化する社会の現状を考えると、他国の看護や看護教育の在り方を理解する良い機会となるかもしれません。そのためにも、外国人看護師の送り出し国と、受入れ国日本の看護師との相互理解や国際交流が重要になってきます。
外国人看護師をどのように受け入れるかを考えることは、日本人看護師がどのように働くのかを考えることにつながります。この機会にアジアの看護への理解が深まることを願っています。
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