わが国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで、その勉学および研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的として、平成22年度から「日本学術振興会 育志賞」が創設されました。応募者206名から17名が選ばれました。
第一回育志賞授賞式が、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、平成23年2月1日に日本学士院にて開催されました。日本学術振興会の小野元之理事長の式辞、佐々木毅選考委員会委員長の経過報告、文部科学大臣の祝辞(林大臣政務官代読)に続いて、受賞者を代表して、本学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の西本希呼さんが受賞のあいさつを述べました。授賞式後、記念茶会が行われ、天皇陛下は特に西本さんとのお話にお時間をさかれました。各受賞者には、天皇陛下からの御下賜金と日本学術振興会から記念楯が贈られました。西本希呼さんの授賞に際して、本学の指導教員である梶茂樹教授と東京農業大学の林隆久教授が参列されました。