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「最終成果出版に向けて:第5巻の構想」[第36回研究会、第2パラダイム研究会共催] (G-COEパラダイム研究会)

活動の記録>>

日 時:2011年3月28(月) 2011年3月14日(月)   16:00 ~ 18:00
(※日程が変更されました)

場 所:京都大学東南アジア研究所  稲盛財団記念館3階 小会議室I

 

 

報告者:
16:00 報告1「第5巻の趣旨と構成」
佐藤孝宏(G-COE)
16:10 報告2 「第1編 既存指標の生成過程とその批判的継承(主章である第1章に関して)」
峯陽一(同志社大学)
16:30 報告3 「人間圏の指標化とその限界(第2編および第3編の内容について)
和田泰三(G-COE)
16:50 報告4 「地球圏・生命圏の指標化とその限界(第2編および第3編の内容について)」
佐藤孝宏(G-COE)
17:10~ 総合討論
司会:佐藤史郎(G-COE)

 

 

趣旨
生存圏の構成要素である地球圏・生命圏・人間圏は、その歴史的生成過程において「循環」「多様性」「自我と共感能力」という固有の論理を発展させてきた。生存基盤持続型の発展を実現するには、これまでの人間中心的な価値観から、3つの圏に固有の論理に配慮した価値観への転換が必要である。第5巻では、GNPや人間開発指数といったこれまでの開発指標におけるイデオロギーを批判的に継承したうえで、「持続型生存基盤パラダイム」を具現化する生存基盤指数を提案するとともに、その限界についても明示することで、これからの世界のあるべき姿を提示・検討する。


 
 
 

 私たちは、2010年11月から、最終成果刊行物に向けて、これまで4回連続で研究会を行ってきた。今回の研究会は、その最後にあたるもので、第5巻『生存基盤指数からみる世界』について議論を行った。

 まず、佐藤孝宏氏(G-COE助教)は、第5巻の趣旨と構成を説明した。つぎに、峯陽一氏(同志社大学教授)は、既存の指数の展開を批判的に振り返ったうえで、生存基盤指数の意義について報告を行った。そして、和田泰三氏(G-COE研究員)は人間圏に、佐藤孝宏氏は地球圏と生命圏に焦点を当てて、それぞれの指標化とその限界について報告を試みた。

 以上について、多くの重要な質問がなされたものの、とりわけ重要であったのは、人間圏の量的指標となる「人口」の評価軸をめぐる議論であった。また、国レベルの尺度についても議論が集中するなど、生存基盤指数の今後の課題が明らかとなった。