今回は、今春よりアジア・アフリカ地域研究研究科の博士課程に編入された直井里予さんお迎えし、直井さんが昨年発表された『OUR LIFE―僕らの難民キャンプの日々』を観ます。昨年より、日本はアジアで初めて第三国定住制度を導入し、他国で難民となり本国に戻ることができない人々を試験的に受け入れることにしました。その結果2010年9月には、ビルマを出身とする27名のカレン難民が到着しています。彼らは研修を受けた後、三重県と千葉県で定住生活を開始しましたが、もともとの難民キャンプでは、どのような生活をしていたのでしょうか。また、日本における受入れの現状はどのようになっているのでしょうか。多くの疑問が浮かびます。映像を観た後に、とビルマ難民問題を調査されている久保忠行さん(日本学術振興会特別研究員)にもコメントを頂き、活発に議論できる場にしたいと考えています。事前申し込みは不要です。お気軽にご参加下さい。
日時:2011年5月25日(水) 開場予定:17:30- 上映開始予定:18:00 ―
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
(地域研究統合情報センターと同じ建物内にあります)
http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/access/
*当日は6時15分まで建物裏側にある駐車場に面した入口に、解錠係がおります。それ以降にお越しになる予定の方は、5月23日までに北村あてにメールを下さい。
タイトル:『OUR LIFE-僕らの難民キャンプの日々』
~そも、汝らの戦いは何処より来るや~
主催:京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア研究 地域変動論(速水ゼミ)・
「映像なんでも観る会」
連絡先:kitamura[at]cseas.kyoto-u.ac.jp (東南アジア研究所・北村)
映画HP:www.riporipo.com
◇撮影・編集・監督 直井里予◇<日本-タイ/2010/85分/カレン、ビルマ、英語(日本語・英語字幕)/DVCAM/Color>
制作総指揮:瀬戸正夫、野中章弘、吉田敏浩、赤塚順
編集協力:プッサジ・ピパット、秦岳志
コーディネーター・通訳:ノウ・ジュリア 撮影協力:サ・ウィリアム
翻訳・字幕:ソウ・トム、ネイソン・バデノック、ナン・マイ・トン
宣伝協力:チェストパス
製作:直井里予、アジアプレス・インターナショナル