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「土器つくりの民族誌~エチオピア女性職人の地縁技術」[アフリカセンター第183回地域研究会-H22年度京都大学アフリカ研究出版助成記念講演](関連する学会・研究会)

日 時:2011年11月17日 (木) 15:00~17:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室

題目:「土器つくりの民族誌~エチオピア女性職人の地縁技術」
発表者:金子守恵(京都大学大学院人間・環境学研究科 助教)
 

要 旨:エチオピア西南部に暮らす農耕民アリの女性職人は、地域内で入手できる
素材をもちいて土器を製作し、それを地域内の定期市で利用者へ直接販売している。
このような特徴をもった土器つくりは、何世代にもわたって安定的に特定の技術が
継承されている点が強調されて「伝統的な技術」とみなされたり、やきものの技術
的な発展史のなかに位置づけられて「原初的な技術」とよばれることがある。発表
では、土器つくりにおける職人たちの身体を手がかりにしながら、土器つくりと職
人のライフステージの変化や定期市における客と職人との盟友的な関係との関連性
について報告する。土器つくりという営みが職人の半生と密接にむすびついた社会
的な行為であること、社会的な関係を契機にして技術的な革新(=創造性)が生じ
ることをふまえたうえで、この地域の土器つくりを「地縁技術」として問題提起し
たい。

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この講演は日本アフリカ学会関西支部との共催で、「H22年度京都大学アフリカ
研究出版助成記念講演」を兼ねています。