日 時:2011年12月9日(金)16:00~18:00(15:30開場)
場 所:京都大学 稲盛財団記念館3階 「中会議室」
▼今回の会場は、京都市左京区吉田下阿達町46にある「
す。川端通りに面した建物です。
進んで行きますと、3階にあがる階段とエレベーターがあります。
●話題提供者
岡部真由美氏
大谷大学社会学科
●発表題目
開発の進展と共同性の再編-北タイにおける仏教僧の事例より-
●発表要旨
20世紀以降のタイ社会の近代化、
発の進展を背景として、近年、上座部仏教の僧侶たちが、
齢者、環境などに関する現実的課題の解決-
動きがみられる。従来、「開発僧」として注目される、
における新興教団の成立と拡大、瞑想、聖人信仰や護符の流行、
復興、といった宗教再生の諸現象と並行するかたちで、
な活動を展開してきた。
本発表の目的は、このように、
の活動について考察することを通して、
明らかにすることである。その際、
例に、僧侶たちが「社会のため」の仕事と呼び、
こなう活動を具体的に検討するとともに、
のなかに位置づける。
事例の考察から、本発表が指摘するのは以下の二つの点である。
現実的課題の解決を目指す僧侶たちの活動は、
期待に応えると同時に、近代化・
者とのつながりを改めて取り戻そうとする試みである、
に、僧侶たちは、サンガ(僧団)
や関心を共有することにもとづく「水平的な」
を再編しつつある、ということである。
侶たちは、サンガという従来の組織を媒介として、
けでなく、
る。
●「東南アジアの社会と文化研究会」 2011年度世話人代表・研究会事務局
杉島敬志
takasugi(at)asafas.kyoto-u.ac.
●「東南アジアの社会と文化研究会」のウェブサイトには、
表要旨、研究発表に関わる写真、それに会場へのアクセスマップ(
プ)が掲載されていますので、ご覧ください。
http://www.chiiki.asafas.