【第7回CAAS国際フォーラム】
主 催:京都大学アフリカ地域研究資料センター
共 催:科研費(基盤A)「アフリカ在来知の生成と共有の場における実践的地域研究」
テーマ:Emerging Approaches to Understanding Gender-based Knowledge and
Techniques in Africa
日 時:2012年2月24日(金) 10:00-17:00
場 所:稲盛記念館3階大会議室
ゲストスピーカー:
Dr. ARTHUR John W, University of South Florida
Dr. ARTHUR Kathy, University of South Florida
Dr. THUBAUVILLE Sophia, Frobenius Institute
<趣旨>アフリカでは人びとが生活していくための「もの」を、地域内にある素材をつかってつくりだし、それらをつかってきました。それと同時に、さまざまな「もの」が地域外からも大量に流入しています。このフォーラムでは、外来の「もの」が流入することで、これまでつかっていた「もの」がつかわれなくなることを仮に「危機」ととらえ、在来の「もの」がつかわれ・つくられつづけている背景を、つくり手やつかい手の知識や技法の継承・実践・変化に注目して検討することをめざします。それと同時に、アフリカの人びとの生業活動は性分業が非常に明確であるという点にも留意し、ジェンダーの視点に注目しながら、知識や技法の実態を検討します。
<ポスター発表に関心をもたれた院生・研究員の方々へ>
フォーラム口頭発表は、おもに女性がつくる土器つくりの技法の継承や変化、結婚を契機にして伝えられる女性の知識などが報告の中心ですが、ポスター発表は、「もの」や「ものつくり」にかぎらず、アフリカの諸地域にくらすさまざまな状況にある人びとの知識や技法について社会的な性差に留意しながら報告していただくことを期待しています。これまでジェンダーというテーマに関連づけて発表してこなかったけれどこれを機会に挑戦してみたいとおもわれる方は、指導教員と相談のうえぜひご応募ください。