調査の概要
エチオピアの西南端、ケニア・スーダンとの国境付近にくらす農牧民ダサネッチのもとを三度(2001年2月~4月、2001年11月~2002年6月、2003年11~12月)訪れ、ダサネッチ・ランドにある町オモラテに約3ヵ月、ダサネッチの村落に約5ヵ月滞在した。
これまで(1)コーヒーの利用形態とその社会的役割、(2)19世紀末にエチオピア帝国に征服されて以降のダサネッチ社会と外部世界との関係の変遷、に関する調査をおこなってきた。
業績
論文・書評:
- 「殻がもたらす豊かなくらし-エチオピア西南部のダサネッチ社会におけるコーヒー利用」田中二郎・佐藤俊・菅原和孝・太田至編『遊動民(ノマッド)』, 昭和堂, 2004.
- 「書評: Dorothy L. Hodgson(ed). Rethinking Pastoralism in Africa: Gender, Culture and the Myth of the Patriarchal Pastoralist. Oxford, James Currey, 2000」『アジア・アフリカ地域研究』第3号: pp.253-57, 2003.
- 『西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景に関する研究』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士予備論文, 2003.
口頭発表:
- 「帝政時代の長老制-エチオピア西南部ダサネッチの事例-」日本アフリカ学会第40回学術大会, 島根, 2003年5月.
- 「西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景」日本ナイル・エチオピア学会第12回学術大会, 高知, 2003年4月.
- 「西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景に関する研究」日本民族学会近畿地区研究懇談会, 京都, 2003年3月.
その他:
- 「市場原理からの脱却の試み-岩手県九戸郡山形村の畜産経営における産地直送運動の分析-(要旨)」『北方学会報』第7号: pp.7, 2000.
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