日 時: 2007年8月2日
場 所: 生存圏研究所
【活動の記録】
生存研研究所から川井秀一が、東南アジア研究所から水野広祐および農学研究科から谷が、おのおのが考える研究内容について議論した。川井は、「グ ローバルCOE生存圏グループプロジェクト」として1.人工林をフィールドにした総合プロジェクト;アカシアプロジェクト、環境;生物多様性の評価・炭 素・水循環分析、生産;バイオマス生産の評価、利用;資源・エネルギーの利用、2.持続的生存基盤データベースの構築、地図情報(GIS)等による時空間 データベースシステム、3.EARとの結合;下層と中層・超高層大気、4.その他の地域の新エネルギー・資源の開発を挙げた。一方、水野は、「アカシア林 経営の地域社会科学」と題して、1.アカシア林のモノカルチュア経営に伴いうるリスクを回避するため、2.小規模複合経営の特質を生かし、3.周辺森林な どにおける多層的、多角的、複合的、混植、多就業の持続的森林圏創生の必要性をあげ、4.そのための戦略・組織・制度、について報告した。一方、谷は、 「熱帯地域の水・炭素循環における森林の役割評価」として、年々変動する水・炭素循環の応答を継続観測することにより熱帯生存圏における森林との持続的共 生パラダイムの構築に資する研究を挙げた。
(文責 水野広祐)
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